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苦い記憶

保護された迷子のパグちゃん…

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心配です

飼い主さんに

会えますように…

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私には犬を保健所に獲られた苦い経験があります

獲られた…なんていったら保健所からクレームがくるかもしれません

正確には持っていったんですから

もう、30年近く前、まだ小学生だった私の家に犬がやってきました

小さくてフワフワして愛嬌のあるかわいい顔をした秋田犬

「美貴(ミキ)」と名づけられました

まだ小さかった妹と私はミキとよく遊びました

力比べをしていて妹が転んでしまい、その傷跡がまだ残ってます

他の犬と仲良くするようなこともなく

家族以外にあまり接する機会が無いままに4年ほど経った頃だと思います

…私は中学生に…

よく犬小屋に一緒に入って、話を聞いてもらったり泣いたり

色んな思い出があります

その日学校から帰ってくるとどこか雰囲気が変…

ミキは少し元気がなさそうにしているし

家の中ではみんなが暗い顔をしています

叔母さんも来ていて、教えてくれました

「ミキが○○ちゃんの顔に傷つけたんだって…」

○○とは妹の友達の名前です

ミキは他人を怖がっていて、近づくと唸ったり威嚇したりすることがあるので

絶対近寄らないように普段から言っていました

なのに手を出してしまったようです

怖かったのか、遊ぼうと思ったのか

ミキは興奮して立ち上がり

その子の顔をガリっと引っかいてしまったそうです

今考えると傷自体はそんな大したことはなかったと思えます

ミキもちょっとショボっとしていたので

何か悪いことしちゃったんだぁ…とはわかっていたようです

でも、相手の親が悪すぎました

「女の子の顔に傷つけるなんて」と怒鳴ってきたように記憶しています

「保健所に持って行け!」とわめき散らしていたように記憶しています

その後のことはほとんど覚えてません

感覚としていや~な、もやっとした物が心の奥底に潜んでいる感じです

2日位してミキはいなくなりました

学校から戻ると、小屋の前にミキはいませんでした

だいぶ後になって教えてもらいましたが

嬉しそうに父の車に乗っていったそうです

頑固で偏屈な父ですが、その時の状況を考えると

今でも胸が張り裂ける思いです

…昔のことです

犬が車に乗ったり、家に入ったり、そんなことはさせませんでした

ご飯に味噌汁ぶっかけて食べさせたり、悪くなりかけの肉をやってみたり

でも、私たち家族にとってはとても大切なミキでした

穏やかに空に行けたなら、まだいいけど…と

甘く考えていた頃です

まさか窒息させるなんて、苦しませるなんて…思ってもいませんでした

全然安楽死じゃない…

それからずっと家では犬を飼いませんでした

何年か経って野良犬の「しろ」を世話していたことはありましたが

「しろ」がねぐらに選んだのは近所のお宅

その庭先でよく寝そべってました

Dscf3422_2  ただ、郵便局のバイクには嫌な思い出があるのか

攻撃的でした…よく吠えていました

そのせいで保健所に通報され、捕獲されるようだ…と噂が流れ

しばらくすると「しろ」の姿も見ることはなくなりました

人に媚びることなくマイペースだった「しろ」

ビニール袋をカシャカシャ鳴らすと、どこからともなくめんどくさそうに現れ

少し遊ぶとまたトボトボ去っていった「しろ」

お祭りの花火の音に腰を抜かし、近所の人に抱っこされていた「しろ」

花火を怖がって私の家まで逃げてきて、庭の隅でブルブル震えていたので玄関の中に避難させたら、それでもまだ震えて小さくなっていた「しろ」

ただ「しろ」は姿を見なくなって2週間ほどして

夜、家に帰る途中の私の車の前に出てきてくれたことがあります

ライトの中に浮かんだのは確かに「しろ」でした

「しろ!どこ行ってたの!」って叫んで外に出てみましたが、消えてしまって姿を確認できませんでした

その後、夢の中にも出てきてくれました

「しろはサーカスにいってスターになるから心配しないで…今は修行中なの」って教えてくれました

いつもの「しろ」でした

おかしな夢だったけど、今でもサーカスに行ったんだと信じてます

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

亜生と暮らすことになって、一番思ったのは

ミキと「しろ」のことです

もう許してくれるかなぁ?

お姉ちゃん…もういいよって言ってくれるかなぁ?

ミキのようにさせないためにも

亜生にはみんなに可愛がってもらえるワンコになってほしい…

どんな犬に会ってもけんかしたり吠えたりする子にはならないでほしい…

亜生は私の願いを全部かなえてくれています

ミキも「しろ」も、こんな亜生を応援してくれていると思ってます

○○ちゃんの家はばぁちゃんちの近所にあります

亜生も散歩で通ったりします

今でも「保健所に!」って言ったおばさんの顔が浮かびます

絶対笑顔で挨拶はしない!そう決めています

心が狭いと思われても平気です

絶対に許せません…多分これからもずっと…

亜生には誰よりもシアワセな犬になって欲しいと思ってます

時が過ぎて虹の橋に行ったとき、待っていてくれるはずのミキと「しろ」に

いっぱい楽しい話しをしてあげてほしいです

ミキのことは、こんなに時間が過ぎていても

思い出すと涙があふれて止まりません

まだ子供だったので大人の中で、どんなやりとりが交わされていたのかも詳しくはわかりません

こんな事情で保健所に連れて行かれる犬がいたということ

あまりしあわせではなかったであろうミキのこと

迷子のパグちゃんのことを知り

猛烈に話したくなりました

私の苦い苦い記憶です

今でもずっと引きずっている、苦い苦い思い出です

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コメント

ワタシ、実は全く同じような経験があります。
小学生の時ですが、家で飼っていた秋田犬の「クロ」が保健所に強制連行されたんです。
経緯はというと、当時屋根付き駐車場の中にケージがあって、クロは、昼間、駐車場の柱に繋がれて、駐車場の中はフリーに動けるという生活スタイルでした。で、そんないつもの状態で、家族全員で朝から出掛け、夕方近くになって帰ってくると、自宅にパトカー、救急車&近隣住民の人だかりが…。何が起きたかというと、2軒隣に住むワタシの1つ年下の男の子がクロに頭を噛まれ大怪我を負ったとのこと…。どうやら、ウチの敷地内に入って、通りからは奥まった位置にあった駐車場(田舎なので広大な敷地だった)に近づき、棒を使ってクロにいたづらしようとしたらしいのです(後から本人に訊いた)。男の子は、まさかクロが飛びかかってこれるとは思っていなかったそう…。ワタシも大人達の間で何が話し合われたのか分かりませんでしたが、結局、クロは即連行、処分でした(涙)。警官の命令(だったと思う)で、クロに触れることも許されず、さよならする時間も与えられないまま、泣きながらクロを連れていく運搬車を見送っていた記憶があります。車が走りだすとき、悲しそうに泣き叫んだクロの声はいまだに耳に残って消えません。30年近く前の話です。

お話しありがとうございます。

◎コタ父さんへ◎
 こんな記憶っていつまで経っても消えないんですよね。「保健所」って聞くだけで苦しくなってきます。私はまだミキにごめんねって謝る時間があっただけでもシアワセだったのかも…。
 どうしても自分なりのつぐないがしたくて、ミキの分もみんなに愛されるワンコが欲しくてようやく巡り会えた亜生くんです。
 今でも、何か出来ることがあったんじゃないかと、そればかり後悔してますが、穏やかな亜生にはそんな傷も癒されているような気がします。
 同じ頃に虹の橋に行った秋田犬同士、ずっと仲良くしてるのかもしれませんね。もしかしたら、パグミの時にも「ほらほら」って導いてくれてたのかも…。

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